プロのカメラマンに聞いた!料理をおいしく撮る秘訣♡

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プロの料理カメラマンに教わる写真の撮り方♡

先日グラートクラフトさんのワークショップ「EAT PHOTO」にて、プロの料理カメラマン伊藤高明さんに魅力的な料理写真を撮るポイントを教わってきました。

カメラは一眼レフでも、ミラーレスでもスマートフォンでも基本は同じ!

お店ででいただく料理をSNSで紹介したい方、作った料理をきれいに撮りたい方、多いかと思います。

撮るポイントがわかれば、また違った視点で料理を見ることができ、楽しくなりますよね。

当日の様子も含めて、撮影のポイントについてお伝えします!

 

写真を撮るポイント① 「光」

写真を撮るときに何を気をつけていますか?

私は今まで写真を撮るときに明るさ(明るいか暗いか)に気を取られ一生懸命明るさを調節していました。しかし、大事なのは光だったのです。

光にも色々ありますが、まずはこの2つのポイントを見ていきます。

①光の方向:光がどこから差しているのか

②光の質:直射なのか、レースのカーテンを通した光なのか、カーテンを閉めた光なのか

このことを踏まえて、撮る際の配置を決めていきます。光の量も調節していきましょう♡

そして光には種類もあります。順光と逆光です。

順光で撮影すると二次元的に映ります。逆光で撮影すると立体的に映ります。

ものの重みを出したいときには逆光の方がいいとのこと。

どちらで撮るのが正解ということはなく、どういう風に撮りたいかによって光を見極めることがプロの技なのですね。

左が何も教わる前に撮った写真。右は光について教わった後の写真です。あえて逆光を選びました。

 

ちょっと意識しただけで印象が全然違いますね!

「光の捉え方」が大切なキーポイントです。

 

写真を撮るポイント② 「構図とアングル」

次はモノの見方です。

その構図やアングルを決めて写真を撮ったとき、思っていた写り方と違うなぁと思ったことはありませんか?

私たちはモノを見るとき2つの目のレンズを通して見ています。

しかし、カメラのレンズは1つです。

ここに、写真に撮ったときに自分が撮りたかった見え方と実際写真に映った見え方との差が出てきてしまうのだそうです。

これを解決するには、片目で見て構えて撮ること。

まずは自分の利き目を知っておきましょう。腕を伸ばして指を立て、右目と左目交互にウインクしながら指を見ます。どちらかが両目で見た指の位置からずれて、どちらかがずれないのがわかります。

ずれない方が利き目です。

この利き目で撮るものを見ることで、実際に写真を撮った時の写り方に近く見ることができ、撮りたいとイメージしていた構図やアングルとずれることなく撮ることができます。

また、写真を撮るときに上から撮るのか、斜めから撮るのか、角度によって見え方が変わってきますよね。

更に、横にあるお茶やカトラリーを入れるのか入れないのかによっても印象が変わってきます。

片目で見ながら構図やアングルを決めていきましょう。

 

写真を撮るポイント③ 「背景」

撮る際の背景は重要です。

ワークショップでは青と白のテーブルクロスを用意していただいていて、それぞれのクロスで撮った写真の印象を見比べました。

どちらが好きかと聞かれて答えていくと、それぞれ意見が分かれたのも面白かったです。

これが撮る側の個性なのですね。

ちなみに私はお皿の優しいイメージとクロワッサンのほっこりとした感じから白を選びましたが、確かに青もくっきりと見えてかっこいいです。

これも正解はないとのこと。イメージに合わせて背景を選んでいくことが大切なのだそうです。

 

 

カラフルな料理と素敵なお皿

料理を作ってくださったのは山の料理家でtumugiyaの店主をされている、二宮祐子さん。

野菜や果物やハーブなど素材を活かしたカラフルな料理がずらっと並びます。見た目にも綺麗で本当にどれも全て美味しかったです。

可愛いお皿はAt Home Works さんの家の形のお皿。一つ一つ手作りなので温かみがあり、色合いが少しずつ違うのもとても素敵でした。

料理を盛り付けて再び撮影開始。

光を意識してアングルや背景など自分の五感を信じながら撮っていきます。

渾身の一枚。

そしておかわりしてまた撮影。

箸を入れると温かい食卓感が出ますね。

 

 

素敵な写真とは

最後は伊藤高明さんが席を回ってくださり、今まで使ったことのなかったレンズに取り替えてカメラの絞り方などを教わりながら撮影したりと、カメラの奥深さと魅力に浸った1日となりました。

「光」「構図・アンングル」「背景」の3つのポイントを教わったことで、今までとは違う視点で見たり工夫したりできるようになったと思います。

印象深かったのは伊藤さんが決して私たちの撮った写真を見て直すポイントをおっしゃらなかったこと。どういうところを意識してどう撮ったのかを聞かれ、まるで写真と会話しているようでした。

それを見て、写真に正解はなく、写真はそれを見た人がどう感じるかにあるかということが本当に大切なんだと感じました。

だからこそどう撮りたいのかをイメージして撮ることが大事で、その中で3つのポイントが大きく生かされてくるのですね。

最後に撮った写真を披露する時間がありました。

自分の写真に自信をもつ(好きだと思う)ことも大切だとのプロの言葉に、もっとカメラについて知ってたくさん撮りたいという気持ちが湧いてきました。

ぜひプロ直伝の3つのポイントを意識して素敵な写真を撮ってみてください!

 

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